私の祖母は、今年の11月に100歳を迎えます。
1、10、100の100歳です。ホントです。所在も明らかです。さすがに役所の方がお祝いに来られるそうです。
祖母は若い時からテニスをしていて、とても活発でしっかりした強い女性だったと聞きます。また、昭和20年8月6日には、私の母を背負って爆心地の焼野原に入っています。
昔こんな会話をした記憶があります。「あんたの腕はこまい(細い)のお、ワシ(祖母です)なんか、こないに立派じゃけん」とたるんだ腕を自慢された事がありました。
幼少の頃は家族で夏休みに遊びに行くと、祖母が、イワシのお刺身や太巻きなど沢山の料理を振る舞ってくれ、五右衛門風呂を沸かしてくれた事を今でもよく覚えています。
100歳の自分を想像してみたりしますが、まったく想像できません。おそらく友人は誰も生きてはいないでしょう(異議があれば連絡ください)。
最愛の妻はどうでしょうか?世の中もすっかり変わっている事でしょう。
私自身、今感じている事、大切にしている事など、何を覚えているのだろう?何も覚えていないのかもしれません。
考えてみてもはじまりませんが、100歳を迎えるなんて、
やはり凄い事だし、とても素晴らしい事だと、素直にそう思います。
ジョン・レノンの曲に「人生は40歳から(Life begins at 40)」という曲があります。
そう考えると、私など、ようやくスタートを切ったばかりです。まだオムツも外れていないのかもしれません。
また還暦を迎えた方でも、まだ成人したばかりです。成人式で大暴れするような頃です(これはいけません)。まだまだこれからです。
私自身、100歳を目指すとは言いませんが、
とにかく「まだまだこれから」だと、そう感じています。