聖なる夜に 2010.12.20 青山修

 もういくつ寝るとクリスマスです。最近、人種のるつぼである米国においては、あまり「Merry Christmas!」とは言わず、「Happy Holidays!」と挨拶するのだそうです。様々な宗教の信者が混在しているためというのが、その理由のようです。

 米国においてキリスト教徒は年々減少傾向にあり、人口の80%を切っています。その他にユダヤ教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教など多様化が進んでおり、誰に対しても使える便利な表現として「Happy Holidays!」が使われるのだそうです。
 
 とはいえ数日前に妻の以前の上司(米国人)から贈られてきたカードには、大きな赤い文字で 「Merry Christmas!」 と書かれていましたので、人それぞれなのでしょう。
 
 我が国においても、特に若い人達の間では「メリークリスマス!」とは言わず、「メリクリ!」と言うそうです。また年が明けると「あけおめ!」となり、さらに節分になると「おにそと!」「ふくうち!」と言うのかもしれません。
 
 こちらに宗教的な理由はなさそうですが、「日本人たるもの多くを語らず」という事なのでしょう。私としては「メリクリ」よりも「戦メリ」の方が断然好きです。本当に素晴らしい映画でした。
 
 世の中には、昨今のクリスマス熱やその商業主義を揶揄し、水を差すような事を言う人もいます。そんな人達のご意見といえば大体こんな具合ではないでしょうか。

 ○そもそも我々日本人にクリスマスなんて関係ない。
 ○キリストはクリスマス(25日)に生まれたわけではない。
 ○近隣でイルミネーションを競うかのような風潮は見栄の張り合いでくだらない。
 ○クリスマス商戦では飽き足らずに今度はハロウィーンか、お次は何だ!?
 ○11月の初旬からツリーか!1年で2か月もクリスマスか!
 ○サンタクロースカラーなんて米国コカコーラ社が自社の宣伝用に発案したものだ。
 
 おそらくこれらは全て本当なのでしょう。しかしそんな大人が頭で考えた事情など、別にどうだっていいように思います。
 
 先日近所を歩いていると、私の少し前を歩く小学校低学年くらいの二人の女の子の会話が耳に入ってきました。
 
 ★お箸を持つ手の側の子:「サンタさんて、ホントにああいう顔してるのかな?」
 ☆お茶碗を持つ手の側の子:「絶対してるよ!」

 私はサンタさんがホントはどういう顔をしているのかよくは知りませんが、もう大人が余計な事を言うのは止めにしたいですね。

◆自由ヶ丘『むかしなつかし縁日横丁』開催のお知らせ◆
12/23(祝)午前11時から午後3時まで、自由ヶ丘1丁目睦坂下にて「むかしなつかし縁日横丁」が開催されます。ご都合がよろしければ是非是非お越しください。全く余談ですが、当日は私と妻もお手伝いさせて頂いております。http://www.jiyugaoka.or.jp/pdf/ennichi10.pdf

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